アルコール・リハビリテーション・プログラム

アルコール依存症は、アルコールへの欲求が高まり、適度に飲酒量をコントロールすることが難しくなる病気です。肝機能障害、糖尿病などの身体合併症の他、睡眠障害、意識障害、性格変化などの精神症状や、借金問題、職場や家庭でのトラブル等の社会的問題など、様々な問題を引き起こします。
アルコール依存症から回復するには、同じ問題を持つ仲間と共に自らの問題と向き合い、規則正しい生活を送り、アルコールを断つことが必要です。
当院ではアルコール依存症で入院された患者様に対し、以下のプログラムを組み合わせた「アルコール・リハビリテーション・プログラム」を実施し、アルコールを必要としない生き方を身につけるためのリハビリテーションを行います。

A-MG(アディクション・ミーティング)
テキストをもとに自分自身を振り返り、経験や思いを自由に語り、仲間の話に耳を傾けることで、アルコールに対する考えや行動を変えることを目指します。期間は約3か月です。

AAミーティング(アルコホーリクス・アノニマス・ミーティング)
AA(アルコホーリクス・アノニマス)は、アルコール依存症から回復し、今苦しんでいる仲間を手助けする共同体(自助会)です。そのAAのメンバーによるミーティングです。

OT(作業療法)
社会生活機能の回復を目的に、創作活動、日常生活活動、余暇活動、身体活動などを通して、意欲や自発性の向上をめざします。規則正しい生活のため毎日参加していただきます。

  • 月~土曜日 午前09時45分~11時45分 午後14時00分~16時00分